Metaverse-Report

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資本の移動

10月 12th, 2007

現状ではセカンドライフでの話になりますが、RMTといわれる現実のお金と換金が可能なメタバースでは、日々活発な経済活動が行われています。セカンドライフ日本公式サイトによると、24時間以内のドル取引が約$216,000ですので、10月12日現在の為替から$1 = 117円とすると日本円では、約2,500万円の取引が一日にあったということです。

こういった衝撃的な数値もあってか、企業のセカンドライフ進出は後を絶たない訳ですが、ビジネスとしてお金を稼ぐとなった時に注意が必要な点はメタバース内だけの売上では企業としての収益は成り立たないという点です。

セカンドライフにおいて売られている物、例えば洋服ですが下は無料、一般的な値段は100~500L$、高くても1000L$程度です。つまり1着売れて100円の売上になるかどうかです。はたして、ひと月100万円の売上を上げるのに10,000着売ることができるでしょうか・・・ 私個人の感覚からすれば、1,000着も正直そう簡単にはいかないと思います。

この現実通貨と仮想通貨の貨幣価値の差から、企業は特に(法律上の換金の問題もありますが)メタバースの外につなげるビジネス展開を考えることが多いと思います。広告先として考えるか、3Dによるショールームやメタバース物品の購入者にリアルの同じ商品の割引券をプレゼントなど。

企業の売上という観点ではここまでの流れでいいのかもしれませんが、もうひとつ注目すべきポイントがあります。それは、意識せず外・内資本の流動が起こっているという点です。

セカンドライフのように世界中に展開しているサービスでは、メタバース上において通貨は世界共通となっており、住人達は良い商品があったら基本的に国内製品だろうと海外製品だろうと買います。ひとり当たりの額など大したことはありません。しかし、セカンドライフという1民間企業のサービスのみで1日数千万円の取引です。これがもし、今後増えていくとどういうことになるのか、想像はつくと思います。

もし今後、日本人は利用する(特に購入)のみだったとしたらちょっとぞっとしますね。

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